悠久の風を感じに
April 28, 2022
沖縄本島北部、東シナ海を臨む部瀬名岬の景観を独占するように立つザ・ブセナテラス。
18室のコテージを含む410の客室と、多彩なレストランやショップ、24時間体制のバトラーサービスを備えた、全てがそろうスケール感が特徴だ。同ホテルがこだわったキーワードは「オープンエア」。沖縄らしい空間装飾はあえて排除する一方、この地ならではの天然の風や光、自然の音を積極的に取り込み、時間も場所も意識させない、非日常の贅沢なくつろぎを提供する。
1997年7月10日にオープンした、ザ・ブセナテラス。気持ちいい潮風が通り抜ける、コロニアル様式で落ち着いたたたずまい。プール越しに海に沈む夕日を眺めることができる。
ホテル名の「テラス」とは、人と自然をつなぎ、人々の交流の場となる、縁側のような、沖縄伝統の軒下の空間「雨端(あまはじ)」を意識したもの。洗練された空間に沖縄の心が宿る、細やかなもてなしが、リピート客を引きつけている。
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メインダイニング「ファヌアン」。沖縄で食べ物に恵まれることを示す言葉にちなみ、口福が訪れるように願いを込めて名付けられた。
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プライベートプール付きのクラブコテージ 「ラグジュリアススイート(66㎡)」。本館以外の各施設へはカートで送迎してもらえる。
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フランス・コルシカ島のリゾートホテル「グランドホテル・ド・カラロッサ」との10年来の交流が実り、今夏から導入したエステ粧材「ヌッカ 」。
日中は約760メートルのビーチで海水浴やマリンレジャーを楽しんだり、サンセットクルーズに興じたり。夕方から夜にはプールサイドで生演奏が行われ、ゆったりとしたリゾート気分を盛り上げてくれる。モダンな建築でありながら、外壁の随所に光や風を通す沖縄伝統の花ブロックが使われているなど、発見もあって飽きさせない。
クラブフロアやクラブコテージを利用すると、専用のクラブラウンジでのチェックイン、ティータイムやカクテルタイムの軽食の無料サービスなどを受けられる。
いつ訪れても新たな感動を与えてくれる、沖縄の美しき定宿へ。
●ザ・ブセナテラス 沖縄県名護市喜瀬1808 TEL0980-51-1333
※『Nile’s NILE』2019年10月号に掲載した記事をWEB用に編集し掲載しています